| 更年期障害Q&A |
| 薬局にてよくある質問+更年期に良いとされるサプリメント |
| Q(52歳の女性) |
最近冷えのぼせのような症状と、動悸があるということで受診したが、ホルモン療法を勧められた。
ホルモン療法は怖いということを聞いたことがあるので、なかなか決心がつかない。
ホルモン療法の他に何か良い方法はないか? |
| A(薬剤師より) ※参考文献 PHARMACY DIGEST |
更年期障害は、性成熟期を終えた45歳頃から、老年期に入る55歳頃までの「更年期」に起こることが多い症状です。
その原因は、卵巣機能の低下により卵巣から分泌するホルモン(特に卵胞ホルモン:エストロゲン)が少なくなることです。
また、医療機関においては、ホルモン補充療法(HRT:Hormone Repiacement Therapy)が行われ、卵胞ホルモンとともに、黄体ホルモンを補充する治療法が確立されています。
治療法としては安全かつ効果の高いものですが、乳がんのリスクを少し上昇させるというデータもあり、少し心配になる人もいるようです。
また、更年期障害の症状は、のぼせや動悸、精神的な不安定など、本人にとっては不快な症状ですが、あまりこの程度の症状では、病院に行かない人も多いようです。
一方、女性の更年期障害は「血の道症」とも呼ばれ、昔から薬局や私達薬剤師が得意としていた分野なので、医者だけではなく、薬剤師にたずねるのも手でしょう! |
| 具体的に更年期障害に効く薬ってどんなものがあるの? |
| 漢方薬では?(薬局でう買うこともできます) |
・加味しょう遥散(かみしょうようさん)
・柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)
・桃核承気湯(とうかくじょうきとう)
など |
| 他の医療用医薬品では?(飲むには医師の処方箋が必要です) |
基本的には、女性ホルモンと黄体ホルモンの併用処方をします。
(黄体ホルモンは、女性ホルモンが効きすぎないように抑える効果があり、ホルモンバランスを整えます。)
| 飲み薬 |
| 薬品名 |
中身の成分 |
| 2剤併用処方 |
| プレマリン |
エストロゲン(女性ホルモン):0.625mg |
| プロゲストン |
メドロキシプロゲステロン(黄体ホルモン):2.5mg |
| 2成分配合のホルモン薬の処方 |
| 中用量ピル |
| プラノバール配合錠 |
エチニルエストラジオール(女性ホルモン):0.5mg ノルゲストル(黄体ホルモン):0.5mg |
低用量ピル:
ルナベルは低用量ピルで初めて「子宮内膜症に伴う、月経困難症の適応をとった商品です」 |
| ルナベル配合錠 |
エチニルエストラジオール(女性ホルモン):0.035mg
ノルエチステロン(黄体ホルモン):1mg |
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| サプリメントとしては?(通販、薬局でも買えます) |
近年、サプリメントとして、エストロゲン様作用を持つ大豆イソフラボンが注目を浴びています。
大豆イソフラボンはその名の通り、大豆に含まれているフラボノイドの一つです。
日本人は、豆腐や味噌、納豆など、大豆製品を昔からたくさんとることで知られていますが、多くは配糖体(グリコシド)として含まれています。
ここで重要なのが、エストロゲン(女性ホルモン)としての活性を持つのは、非配糖体(アグリコン)であり、サプリメントとしてとるのであれば、アグリコンタイプであるかチェックする必要があります!
尚、大豆イソフラボンについては、2006年6月に内閣府食品安全委員会からその摂取量について、
を目安にすること(いずれもアゴリコンタイプとして)という報告が出ています。
※注意が必要なのは、大豆イソフラボンのとり過ぎです。
その理由は、乳腺や子宮内膜など女性ホルモンの影響を受ける臓器に対して、影響を及ぼす可能性があるからです。
また、サプリメント全般に言えることですが、使用開始後しばらくたっても症状が軽くなったり、改善が見られない場合は、やはり医療機関での治療をするべきです。
あくまでもサプリメントにたよりすぎないで、また医薬品にも頼り過ぎないバランスを持つことが、今後セルフメディケーションの時代として大切になるはずだと考えています。
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